翌朝、秀隆が起き出したのは十一時を過ぎたころだった。深酒をして部屋に戻ってきたのが昨夜十二時過ぎだと聞いているから、たっぷり十時間は睡眠をとったはずなのに、頭が重く、身体はだるく、まったく寝た気がしなかった。
耳もとでドラを連打されているような強烈な頭痛と闘いつつふと窓の外を見やると、外界から隔絶された日本庭園を散策する人たちの姿が目に入った。整然と刈り込まれた木々のはざまの太鼓橋に差し掛かった彼ら――三人の見目良い若い男たちのうち、最も明るい髪色の男が足を止め、橋の下の池を覗きこみ、残りの二人に何かを言うと、ふたりがそばにやってきて両脇から同じように身を乗り出す。一番手前にいた最も華奢なひとりが何かコメントすると、奥の二人はそちらを向いて破顔した。
「何だアレ……」
秀隆が呆れて呟くと、何ごとかと綾人が荷造りの手を止めて窓辺にやってきた。彼は秀隆の視線の先を辿って言った。
「お、F3」
綾人は以前から彼ら三人を〝F3″と呼んでいた。昔のドラマからの引用らしい。その意は〝イケてる三人組″だと聞いたような気がする。〝F″が何の頭文字なのかは未だに知らないが。
「いーねえ。キラキラしてるわ、いつも通り」
友人の意味不明なコメントに、秀隆はただでさえよくない機嫌が悪化するのを感じた。
「は? 何それ意味わかんねえ。朝っぱらから野郎見て何が楽しいんだよ?」
「はあ……。ヒデって意外と差別的なトコあるよね」
「ますます意味わかんない」
すると綾人はやれやれ、といったふうに胡坐をかいた。そして自分の膝の上に頬杖をついて説明に入った。
「だって今の発言、女性を鑑賞すること前提じゃん。君はけっこーあるよ、そーゆーの。女の子はあくまでそーゆー対象で対等に見てないカンジ」
「……でも、相手もそれ望んでんじゃねーの?」
綾人はその秀隆のことばを一笑に付した。
「いやー、ナイ。賭けてもいいけど、君は女性と長続きしないよ」
「だから男と付き合えって?」
「いやいやそういうコトを言ってるんじゃなくてだね……」
困ったように釈明しようとする相手を遮って秀隆は言った。
「じゃああん中だったらだれ? 〝キラキラ″してんだろ?」
「俗物。そういう〝キラキラ″じゃないって」
「いいから教えろよ。女だとして」
中庭の方を顎でしゃくって答えを促すと、綾人は渋々そちらを見た。
「うーーーん……信ちゃんかなあ」
「趣味わる。あんなネコ被りがいいのかよ」
中庭の三人はまだ橋の上でことばを交わしていた。雰囲気から察するにどうやら菊野が他ふたりに池かその中に棲む生物についてのウンチクを披露しているくさかった。
綾人はすこし非難するような口ぶりで言った。
「言うと思った。そういうヒデはだれなのよ?」
「椿一択。見た目的にも性格的にもそうだろ」
「なるほどねえ。……じゃ、行こっか」
綾人は意味深な表情で頷いたかと思うと秀隆の腕をつかんで立ち上がった。
「は? って綾人っ? どこ行くんだよっ!」
「いいから」
なんだかんだ言いつつ、この幼馴染みを結構恐れている秀隆は結局逆らえず、腕を引かれるままに旅館の階段を降りた。そして気付いたときには中庭に到着していた。
「とうちゃーく」
綾人は猛抗議する秀隆を完璧に無視して、まだ三人が留まっている太鼓橋の上に引きずっていった。そしてニコニコしながら話しかけた。
「おはよう、今日はあったかいね。何の話してんのー?」
「あ、おはようございます」
「おはようございます。今はちょっとこの錦鯉の歴史についていろいろと……」
三人を代表して答えた信に、綾人は笑顔で相槌を打った。
「そうなんだー。身体の模様で名前が付いてるんだよね、御三家とか、聞いたことあるけど」
「ええ」
信が顎を引いた。その拍子につやつやした麦わら色の髪が陽光に反射して光る。
「紅白、大正三色、昭和三色ですね。紅白はその名の通り、赤白二色の個体、大正三色はそれに墨を垂らしたような黒い斑点模様が加わったもの、そして昭和三色は黒い斑紋がより多い個体のことです。なぜこのように品種改良が進んだのかというと、というか始まったのかというと、この経緯がまた面白くて―――」
そして繰り出された長々とした雑学にも、綾人は興味深そうにふんふん、と頷いて聞いていた。
「へぇ~、おもしろいねえ。食用にしてた鯉の突然変異なんて、神様からの贈り物って感じ」
「で、何か用スか?」
先ほどからずっと秀隆を敵愾心むき出しの目でねめつけていた椿がそこで口を挟んだ。彼からの心証が普段からよろしくないことを知っていた秀隆は、そのことにはたいして動揺しなかったが、菊野がやわらかい表情で自分を見てくることには大いに動揺した。
「身体平気です? 昨日随分飲んでいらっしゃったようですが」
「まァ……」
歯切れ悪く答える秀隆を、綾人と椿が不思議そうな顔で見てきたが、まさか昨晩の失態を言えるはずもなく、秀隆は黙っていた。
「そうですか、よかったです」
そう朗らかに返した信に、彼以外の四人から今度は疑問にみちた視線を投げかけられる。彼らは秀隆の所業をよく知っている面々だったので、相手に対しててらいなく話しかける信に違和感を覚えたのに違いなかった。その違和感をおそらくは一番感じているのは自分だ、と彼は思った。
「急性アルコール中毒は怖いですからね。実は少し心配していたんですよ」
「おれはザルなんだよ」
それは事実だったが、信は案じるような目で秀隆を見た。
「それはもちろん存じています……私もそうですから……。ただ、一度酷い目に遭ったことがありましてね。水みたいに飲んでいたら意識がなくなってしまったんですよ」
「あー、そういやそんなこと言ってたな。そんなに飲まされるなんて、天下の菊野さまが、不甲斐ないんじゃねぇの?」
秀隆のことばにも、信は特に反発しなかった――いつも通り。
「本当に。あのとき、許容量を知らなければならないということを学びました」
「信ちゃんが倒れるなんて相当だったんだねぇ。お客だれ?」
綾人が気の毒そうにそう聞いたが、信はその名前を出さなかった。
「本当に自分を過信していました」
「だからおれも気を付けろってワケね。わかりましたよ」
秀隆のことばに、綾人が、言い方、と小突いてきたが、彼は無視した。綾人は愛想笑いを浮かべてその場をとりなした。
「ごめんねぇ、コイツ口悪くて。エーっと、それでね、話ってのはね」
綾人はそう言って秀隆をぐいっと引き寄せて自分の横に立たせ、とんでもないことを聞いた。
「もし僕たちが女だったらどっちと付き合いたい? 世界にこの二人しかいなかったらって話」
「お前っ、何言ってっ………!」
綾人は唖然としているF3に向かって重ねて聞いた。
「どっち?」
最初に口を開いたのは椿だった。
「綾人さんっスね」
そして章介が首肯する。この人気投票、やる意味あるんだろうか、と内心疑問に思いつつ、それでも若干プライドが傷付けられた秀隆は口を開かずにはいられなかった。
「私怨が影響してるなコレ」
「私怨っつーか性格っすね」
軽蔑と嫌悪の色を隠そうともせずに椿が言うと、横にいた菊野が、ちょっと、と咎めるように彼の腕をさりげなくつついた。菊野を挟んで反対側に立った紅妃は相変わらず無表情でふたりのやりとりを見ていた。秀隆は、彼が声を上げて笑うのを一度も見たことがなかった。
「すみません、ちょっと彼、口悪くて」
慌てて釈明する菊野に、綾人は笑顔を崩さずに答えた。
「いーよーよ、コイツ性格ワリーもん。そっかそっか、ふたりとも僕かあ、うれしいなー。信ちゃんも? もちろん僕だよね?」
すると椿と綾人と秀隆の間を行ったり来たりしていた彼の視線が秀隆に注がれた。まさか、コイツ―――?
「私は津田さんがいいです。引っ張ってくれるひとが好みなので」
秀隆の予感は的中した。菊野は空気を呼んで同情票を入れてきたのだ。二日酔いと寝不足のダブルパンチに加えてコレかよ、と内心毒づきながら、秀隆は相手を睨みつけた。
「確かにお前、尻に敷かれてそう」
「コーラコラ、ヒデ?」
綾人がこちらに咎めるような視線を送ってきたが、無視した。
「財布のヒモがっちり握られて、小遣い少なくされて、門限作られても文句言えなさそう。おれ、女だったらたぶんお前のことカモってるわ」
「いやたぶん――」
明らかに気色ばんだ表情で何か言いかけた椿を遮って菊野がすばやく言った。
「じゃあ私たち、相思相愛ですね」
「っ………」
秀隆が黙りこんでいると、第二の場の調停者、綾人がすかさずパスを拾った。
「よかったねー、はいカップル成立」
「ちょっと、おれの話っ……!」
椿はまだ何か言いたげだったが、菊野にまた邪魔されて最後まで言えなかった。
「すみません、何か今朝この子ご機嫌ナナメみたいなので、そろそろ失礼しますね」
「いやいや、こちらこそごめんねー、ジャマして。ご招待ありがとね、ご飯もお酒もすごくおいしかったし、温泉も最高だった。すっごーくリフレッシュできました!」
綾人がそう言うと、菊野は本当にうれしそうな顔をした。
「よかったです。今年もお疲れさまでした。来年もよろしくお願いします」
笑顔で牽制しあっているように見えなくもないこの光景がその実、本音でのやりとりだとわかっている人間がこの場にどれくらいいるのだろう、と思いつつ、秀隆はボソッと言った。
「菊野、ありがとう」
するとその場にいた全員が驚きに目を見開いて秀隆を凝視した。
「後、昨日は絡んでごめん。おれ酒グセ悪くて」
すると他の三人と同様秀隆に視線を注いでいた菊野はハッと我に返ったように瞬きをしてから、サラッと言った。
「慣れているからだいじょうぶですよ」
「なっ、慣れてるってっ!?」
「津田さんはあのくらいじゃないとらしくないってことです。女装なんてモノの数に入りません」
「お前っ、それじゃまるでおれが――」
秀隆が混乱しかけながら反論しようとしたのを遮って菊野が断言した。
「イジメっ子ですよ? それ以外の何なんですか?」
「っ………」
相手の言っていることは事実だった。菊野が入ってきてからこの方、イビッた記憶しかないのだ。しかし、相手の口調はあまりにアッサリしていて、過去の嫌がらせの数々とはそぐわないような気がした。
許そうとしてくれているのかもしれない、と思った。
「ま、可愛さ余ってってヤツですよね? わかってますよ」
笑いながらそう言って自分の肩にポン、と手を置いた菊野に、秀隆は自分が正しく相手の意図を読んでいたことを確信した。そのとき、するり、と普段は絶対に言えない弱い本音が口をついて出てきた。
「嫉妬、したんだ、お前に。キレイで頭も良くて、慕われてて、その上人間できてて……完璧すぎだろって思った……お前のそばにいると自分がすげーどうしようもねぇ人間だって思わされてたまんなかった……だったら向き合うとか、克服するために努力するとかすりゃいーのに逃げて、全部お前のせいにして当たってた……どっちが年上ってカンジだよな、本当、ガキだった……ゴメン……」
これほどすなおなことばをひとの面前で吐けたのは、思春期を迎えて以来初めてかもしれなかった。それは、相手が絶対にその弱さを嘲笑ったり、そこにつけ込んだりしない人物であるとわかっているからこそ、できた謝罪だった。
予想通り菊野は哂いも流しもしなかった。
「私は結構好きですけどね、津田さんのそういう野心マンマンなトコロ。毎日充実してそうですもん。まあ、だからといってお職譲る気は更々ないですけどね」
「このっ……! 調子に乗るなよ」
秀隆はホッとしながら相手の手を振り払った。
「フフッ、かわいい後輩を来年もよろしくお願いしますね」
「自分で〝かわいい″とか……」
秀隆が呆れかえっていると、それまで沈黙を守っていた椿が口を開いた。
「お酒はほどほどにしてくださいね。あともし信が琴音さんたちに襲われたら責任とってもらいますから」
琴音というのは昨晩友禅姿の菊野に酔っ払ってセクハラをしていた傾城だった。同期のためわりに関わりはある方だったから、椿はそう言ったのに違いなかった。彼はやっと言いたいことを言えた、といった顔をしていた。
「まーみんな酔ってたしなあ」
「正当化しないでくださいよ。酔っててもしていいコトとそうじゃないコトあるでしょ? あのあとガードするので大変だったんスから」
「わかったわかった。悪かったよ」
謝ると、相手は一応は納得したようで、それ以上は追及しなかった。上背のある武士の方は黙ったままだったが先ほどより心なしか目つきが和らいでいるような気がした。
「ホント、この子がいつも迷惑かけちゃっててゴメンね? よーく言って聞かせておくから。じゃ、今回は本当にありがとう! ジャマしてごめんね!」
絶妙なタイミングで綾人が話を切り上げた。秀隆はいつものように幼馴染みのコミュニケーション能力に感心しながら、つられるように礼を言って旅館内に戻った。室内の暖かさにホッと息をついていると、隣を歩いていた綾人が不意に口を開いた。
「わかったでしょ? 品定めされる方の気持ちが」
「え?―—ああ、まあ」
「でも本当にいいコだねー、信ちゃんは。ヒデのこと、許してくれるっぽいじゃん? あんなに散々嫌がらせされて、色々言われてたのにさ。何だろーなー、ああいうコってもう悟っちゃってんだろうなー」
「おれだったら絶対許せねーけどな」
「その〝許せねー″ことをしてたのかよ? もー、ホント今後はやめなよ? これを機にちょっと悔い改めたら?――今度一緒に教会でも行く?」
「まあ考えとくわ」
秀隆の答えに、綾人は口をあんぐり開けた。
「なに、そんなに驚くことかよ?――いや何か最近ロクな死に方できないような気がしてきてさ、ちょっと善行積んどいた方がいいかなって」
すると相手はやっぱりね、という顔をした。
「その考えがすでに打算的だよね。まーでもいいんじゃない? そうやって一歩踏み出してみるのも。どう転ぶかはわからないしね」
ふたりはそこで階段を上り切り、二階の廊下に到着した。
「おれさ、さっきあいつら――〝F3″だっけ?――見たとき、実はちょっとだけ羨ましくてさ」
「だろうなとは思ってた。ていうか誰でも羨ましくなっちゃうでしょあのキラキラ具合は」
「野郎同士でベタベタしてて気持ちわりィってずっと思ってたハズだったのにさ、何かすごく羨ましかったんだよ。何でかな……」
「たぶんね」
綾人は宿泊している部屋に足を踏み入れつつ言った。
「彼らはいろんなモノから解放されてるから、〝キラキラ″なんだと思う。まずあの子ら、他人にどう見られてるかを気にしてないでしょ? 男同士で仲良くして、深い関係築いて何が悪いって開き直ってる――いい意味でね――カンジがする。ホモとか言われても、自分たちの美しい世界だけに集中して、雑音に惑わされないんだ。それがたぶん〝キラキラ″してる第一の理由」
「え? 菊野と椿ってそういう関係だよな?」
すると先に部屋に入った綾人が振り返って呆れたように秀隆を見た。
「どっからどう見たらそうなるの? 君は仲良い男友達はみんなゲイ認定してるワケ? 安直すぎ」
「違うのか?」
「違うよ絶対。色っぽい雰囲気のカケラもないもん、あのふたりの間には」
綾人は、気付けば奥の生け垣の方に移動していた三人――菊野、椿、紅妃――を窓辺から目で追いつつ断言した。
「ただの友人なんだよ。ただの、でも特別な友人だね。だからこそ美しいんだ。〝欲″が介在する余地がないからこそ、人間の本性がよく見えるんだよ、友達関係においては。だから、ああいう深い友情を築ける人たちは偉大なんだ。ああいう、何でも曝け出せる感じの関係性ってさ、ヘンなプライドある人間とか虚栄心強い人間とかには築けない類のモノだと思うワケ。相手への嫉妬やライバル心が邪魔して虚勢張っちゃうから。シャバでさえそうなんだから白銀楼(あそこ)なら尚更。何かピリピリしてて、周りみんな敵、みたいな空気あるじゃん?」
「否定はしない」
「でもだからこそ、ああいう友愛が綺麗に見えるワケ。泥中の蓮って言うのかなァ」
「おれら泥かよ。まあそうだな、嫉妬や妬みでドロドロだもんな」
「シャレはともかく」
綾人はいつも通り秀隆のギャグをスルーして続けた。
「ああいう場所だからこそ、僕らはきっと信頼できる仲間を作らなきゃないと思うんだ。たぶん、技能とか器量とか精神力とかじゃないんだ、あそこで生き残るカギは。〝仲間を作ること″なんだ」
「〝キラキラ″ってそういう意味だったのか……てっきり見た目的な意味で言っているのかと思った」
「もー、だから言ってんじゃん。見た目ならヒデだって〝キラキラ″してるし」
「〝引っ込み″じゃなかったけどな」
「もー、まだ気にしてんの? バンブーだって間違うことはあるって。現にトップ争いに食い込んでるのはヒデなんだから、もっと自信もちなって」
遣り手を独特のあだ名で呼ぶ友人にそう言われて、秀隆は仏頂面になった。
「勘違いすんなよ。おれはただ受けられたはずの好待遇を惜しんでるだけだ」
「だいじょうぶだいじょうぶ、ホント〝キラキラ″だよ、〝見た目は”」
「何だよその言い方? まるでおれが腹ン中ドロドロみてーじゃん!」
憤慨した秀隆が思わず相手に向かって右手を振り上げて身を乗り出す。綾人が笑った。
「事実だろ?」
「っのッ……!」
秀隆に捕まえる前に綾人はすばやく立ち上がり、駆け出した。
「コラッ、待てっ! お前ひとのこと言えんのかよっ! 結構姑息な手ェ使ってるクセにっ!」
「ハハッ、今更だろっ? 僕らは骨の髄まで汚泥に浸かっちゃってんだよっ……!っとっ……!」
「クソッ……! ちょこまかとっ、こンのっ……!」
綾人は秀隆に追い回されつつ、振り返って愉しげに笑った。
「だから腐った者同士、堕ちるトコまで堕ちようぜっ!」
「ひとりで勝手に落ちてろっ!」
秀隆はふと、愉快犯的性格でいつも自分をからかってくる幼馴染みを追いかけているうち、ここのところ自分を悩ませていた事柄の数々を一時的に思い出せなくなっている自分に気付き、フッと口元を緩めた。
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