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白銀楼物語本編~太陽の子~ 第14章 取り引き

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 伊沢の読みは見事的中し、秋二に貰った紺のお召は好評を博した。個人的にはどんな服を着ようが、化粧をしようが、中身は変わらないし、最終的にやることは同じなのだからどうでもいいと思ったのだが、そうでないひとが意外と多いようで、客にだいぶ喜ばれた。
 汚したくなくて、客に触られたくなくて、寝所ではなるべく早く脱ぐようにしていたが、やはり完全に守りきることはできずに、何度も何度もクリーニングに出すハメになった。なぜか白銀楼にきてから一番といっていいほどミジメな気持ちになった。
 中でも、それを使ってより効果的に信をいたぶってくるのはここのところの頭痛の種、畠山で、彼は信が秋二に抱く想いを知ってからというもの、その着物の着用を強制ようになっていたのだった。彼は、雑巾がわりにして床を拭かせたり、自慰の道具にさせたりして、信の精神をズタボロにしたので、彼は、彼にしては珍しく客を嫌いになった。それはどちらかというと、恐れからくる嫌悪感だった。
 登楼が頻回になるにつれて、信は畠山の前で笑うことができなくなった。感覚が鈍って無感動になり、反応の薄くなった彼を畠山はより苛烈にいたぶった。日々繰り返される虐待に身も心もボロボロになり、畠山の前以外では自分を取り繕っているだけで精一杯だった。周囲にバレないよう、傷を隠し、笑みを浮かべる一方で、夜には声を押し殺して泣いた。秋二がくれた唯一の贈り物を連日汚してしまっている申し訳なさ、後ろめたさ、いつ邪な想いバレるか知れぬ恐怖から、そして何よりその想いを知り逆上した畠山から遠ざけるために、信は秋二を避けるようになった。それとほぼ時期を同じくして畠山が笠原に話を通し、信を秋二と同席させぬよう取り計らったため、秋二との接点は急速に減った。
 初めのうち畠山の登楼を許す信を心配してときに口論に発展するほどその理由を問い詰めてきた秋二も、すげなくあしらっているうち、追ってこなくなった。それが、畠山が初めて登楼してから三カ月ほど経った、まだ寒いが春の兆しが見え始めた三月半ば頃であったように思う。
 笠原をはじめ、章介や大輔など親しい傾城たちや、懇意にしている男芸者や幇間たちには不思議がられ、ケンカでもしているのかと何度も問われたが、信はただ笑ってやり過ごした。秋二の方で何を考えていたのかはわからないが、たぶん大差ない対応をしたに違いない。
 食堂や風呂や廊下ではち合わせたとき、物言いたげな瞳で見られたり、話しかけられたりすることもあったが、信はそれらをすべて無視した。自分みたいに邪な心を持つ人間は秋二と話す資格が無いと思ったし、連日の虐待で疲弊して思考能力が著しく低下していたし、何より畠山に秋二への想いがバレ、かつ激怒された以上、傍にいたら相手に危険が及ぶことは自明だったからだ。だから累が及ぶことを恐れ、信は秋二と距離を取った。
 章介は秋二と同様、畠山の登楼を拒否するよう再三にわたって信に忠告したが、どんなに言われても信は登楼を許し続けた。そのことに腹を立てた章介との仲もまた険悪になり、信は精神的に疲れ切っていた。
 散財が好きな畠山は頼んでもいないのに仕掛けを作ったり、装飾品を買い与えたり、頻繁に宴会を開いたり、どっさり花代を置いていったり、来るたび多額の祝儀を包んでいったりしたのでもう何か月も売り上げはダントツだったが、何の感慨も湧かなかった。祝ってくれるひとがいなければタイトルなんて何の意味もなかった。どんなに稼いでもそれに見合っただけ年季を縮めてもらえるわけでも、懐に入ってくるわけでもない。信はいわゆる〝働き損″の状態だった。
 決定的な転機が訪れたのはそんなある日のことだった――畠山と笠原からほぼ同時に身請け話が出たのである。

 信は畠山からの申し出があった翌週の朝、食堂で偶然秋二の部屋付き禿たちが彼の身請け話を話題にしているのを聞き、その日、秋二の部屋に言って直接確かめることにした。久しぶりに来る四階南側の居住区画に特に何も感じない自分に違和感を覚えながら秋二の部屋の前にたどり着き、ノックしようと手を上げかけた瞬間、中から話し声が聞こえてきて信は動きを止めた。何やら深刻そうな声音だった。息を殺してドアをわずかに引き開け、隙間に耳を当てると、秋二の声が聞こえてきた。よく通る声なのでハッキリ聞こえる。
「……だよ、でもしょうがないだろ、これまであんなに良くしてもらって――断るなんてできねー……」
「お前が頼んだわけじゃない――そこまで恩義感じる必要ないだろ……お前の人生なんだから……」
 会話の相手はどうやら友人の伊織らしかった。身請け話のウワサは本当だったらしいな、と思いながら信は耳を澄まして続きを待った。
「ンなこと言ったって」
「イヤなら断った方がいい。それで恨んでくるようなひとじゃないだろ」
 少しの沈黙の後、秋二が絞り出すような声で言った。
「おれ、白銀楼(ココ)を出たくないよ……贅沢って思われるかもしんないけど、でも嫌だ……」
「やっぱり断った方がいいかもな。他の人にとってどんなに良い条件でも、それがお前にとってどうであるかはまた別の話だもんな……けど、最悪の事態も考えといたほうが無難だぞ。笠原さんの庇護を失った場合……」
「わかってる! もうちょっとよく考える。なんか考えすぎてイロイロわかんなくなっちゃったから頭冷やしてくる」
 それを聞いて信は急いで近くの用具室に飛び込んだ。数秒後に引き戸が開く音がして、閉まる。行ったようだった。
 信は薄暗い中でヤカンやコップを見ながらしばらく物思いに沈んでいた。

「ほう。気が変わったか」
 翌日の夜、信は本部屋で食事をする畠山の前で正座をし、対峙していた。
「はい。身請けの件、お受けさせて頂きたいと思います。ただし条件があります。ひとつだけ、何でも願いを叶えてくださるとおっしゃいましたよね?」
「ああ。何が欲しい? 図書館か? ギャラリーか? 別荘か? 世界旅行か? それとも最後に大門打ちでもやってみるか?」
「立花……相澤秋二と共に身請けした上で、彼には手をつけずに解放して頂きたい」
 信はまっすぐに相手を正視した。畠山は顔をしかめた。
「……あくまで秋二、というわけか……」
「その代わり私は一生あなたにお仕えします。あの着物も捨てます。男の未練など見苦しいだけですから。すべてを捨てて、あなたさまについてゆきます。ですからどうか最後に、未練を断ち切るために、秋二のためになることをひとつだけさせてください」
 信はそう言って両手を揃えてつき、深々と頭を垂れた。
「お願いします」
「………よかろう。引き取り先もしかるべきところを手配する」
「浩二さま……ありがとうございます!」
 信はパッと顔を輝かせて、面を上げた。そして相手に抱きついた。
「このご恩、一生忘れません」
 畠山は少し複雑そうな顔で暑苦しいからどけ、と信を引き離した。

 翌日、早速信は秋二の部屋に出向いた。昼食の後の束の間の休息の時間――扉をノックすると誰何する声が聞こえ、名乗ると、ドタドタと足音がして秋二が飛び出してきた。
「信さんっ!? いきなりどうしたの?」
 そう問われるくらいにはもう長いこと互いの部屋を行き来していなかった。たぶん、もう四か月近い。
「少し話がある。身請けの件についてだ。入れてくれるか?」
「う、うん……」
 秋二は少し表情を曇らせて信を中に招き入れた。雑誌やCD、衣服が散らかる雑然とした居室に思わず小言が漏れる。
「君はこんな部屋を禿たちに見られたらどうするつもりなんだ? 支度部屋は片づいているんだろうな?」
「うん。皆が掃除してくれるから」
「皆って……禿たちに片付けさせているのか?」
 腕組みをした信に秋二は両手を頭の後ろで組み、舌を出した。
「だって~~、やってくれるんだもん」
「イイ年した男がだもん、とか言うんじゃない」
「おれまだ十九だもん」
「ったく……」
 首を振りつつ、秋二とマトモに喋るのはいつぶりだろう、と思う。二月のアルバム撮影が最後だったかもしれない……あのとき、彼はずっと貯めていたお金でバカ高い着物を買ってくれた――前の年の秋、一緒に出かけた帰りに信が目にとめた着物をずっと憶えていて、プレゼントしてくれた。水揚げ直後で一番大変な時期なのに、一生懸命仕事をして。それを自分は、汚してしまった。もう戻れない、あの頃には。だけど自分はきっと、あの思い出だけで一生生きてゆける。
「あ、お茶淹れるよ。久しぶりのお客さんにはとびきり高いのを淹れてあげる」
 秋二はそう言っていそいそと茶葉の入った缶を開け、急須にバラバラ入れた。
「ほうじ茶と玄米茶は百℃、煎茶は九十℃、玉露は五十℃だよね?」
 昔自分が教えたことを諳んじる相手に、不意に胸が苦しくなる。ここ最近、陽性感情も陰性感情も感じていなかったはずの心が、急速に息を吹き返し出す。しかしここで感情に呑まれるわけにはいかない、と信は息を止めて波をやり過ごした。
 芳醇な香りがして、秋二が玉露を淹れてくれたのだとわかる。玉露――日本茶の中で最上とされるお茶だ。目の前にコースターと湯呑みが置かれ、顔を上げると秋二がニコニコとこちらを見ていた。夏の日差しのように信を照らしてくれる、美しい笑顔だった。
 彼は相手に礼を言い、湯呑みに口をつけた。
「どう?」
 窺うように自分を見つめてくる相手に、信は、美味しい、と返した。笑みを浮かべたいのに、できない。表情のコントロールが、愛しいひととの永遠の別れを目前にして、効かなくなっていた。
「信さんの方から来てくれるなんてうれしーなぁ。……何か月ぶりかな?……あっ、ねえねえ、おれマジメに将棋ベンキョーし始めたんだよ。まだ激弱だけど、良かったら今度教えてよ? 木曜とかどう?……か、出勤日でもいいよ。昼ごろからとか?」
 秋二に将棋を教えて、やがて自分が勝てなくなるまでに育て上げる――そういう未来が待っていたらどんなにいいだろう、と思いながら、信は重い口をやっと開いた。
「……今日は、お願いがあって来たんだ。……笠原さまからの身請け話を断ってほしい」
「え……?」
 驚いたように目を見開く秋二に、信は続けた。
「そして私と共に浩二さまのところに来てほしいんだ」
 秋二は絶句した。目を白黒させながら状況を把握しようとしている。
「彼はウワサほど冷酷ではない。こちらの身体をちゃんと気遣ってくれる方だ。……前に一度彼に呼ばれたことがあっただろう?」
「ああ、うん……」
「あのときから彼は秋二のことを気に入っていた。しかし君は笠原さまの専属も同然だったからそれ以上声をかけられなかったんだ。そこで今回私の身請けに当たって君も請け出したいとおっしゃっている……どうだ? 決して悪い条件ではないと思うぞ? 君が望むものは何でも与えてくださる。遊びも度が過ぎなければ許される。特殊な性癖さえガマンすればこれ以上の相手はいない」
「アンタの身体見て、そう思えるひとがどれだけいるんだよ? 信じられねー。どんなに金貰ってもカラダの方が大事だ、おれは」
「そんなに信じられないのなら、証拠を見せてやる」
 信はそう言うと立ち上がって、普段着用の地味な着物と襦袢を脱ぎ落とし、一糸纏わぬ姿になった。そして唖然としている秋二に、よく見えるよう、ポニーテールにした長い髪をかきあげて後頭部で手で押さえ、ゆっくり一回転してみせた。キスマーク以外、傷跡一つ付いていないことをしっかりと確認済みだった。畠山に頼んで痕がつかないよう配慮してもらったからだ。
「尻の穴も見るか?」
 信はそう言って後ろを向き、両手で尻肉を左右に割った。
「浩二さまはここ十日で三回登楼している。一番最後はおとといだ。もし彼が傾城を傷付けるというのなら、この身体は何だ? 私はセックスした客以外から絶対に花代をとらない。それは君もわかっているだろう。台帳にも書いてある」
 信は手を離して、秋二に向き直った。
「SMプレイは、あくまで相手の身体を傷付けずにやるものだ。苦痛はあるが、損傷を与えられることはない」
「………」
「気になるなら全身くまなく調べろ」
 すると、秋二はゆらりと立ち上がって近付いてきた。そして、口、と呟いた。信は言われた通りに口を開けた。秋二は顎に手をかけ、口内をためつすがめつ眺めた。親指が下唇に当たる。それが、秋二が信の顎の角度を変えたときにするり、と唇の上を滑った。
 しばらくするとその手がフッと離れた。
「ホントだ、無いね。じゃあ次首の後ろ見せて」
 信は頷き、髪を後頭部で押さえ、顎を引いた。秋二がおくれ毛をそっと払い、じっとそこを見つめる。と、不意にうなじに指を置かれ、信はビクリ、とした。
「ココにさ、指の痕、ついてるときあった」
「………」
「髪下ろしてて、信さんは見えないと思ったんだろうけど、風が吹いた拍子にさ」
「それは―――他の客だ」
「ねえ、何で自分の首絞めるようなヤツのトコ行くの? 身請け先なら他にもいっぱいあるだろ?……それに前は全然興味無いって言ってたじゃないか?」
「この半年で考えが変わったんだ」
「信さん……」
 秋二の手が前に回り、喉仏の方に置かれる。途端に畠山の行為がフラッシュバックし、身体が言うことをきかなくなる。
 ダメだ、今パニックを起こしては……あと少し……あと少しだけ……!
「アイツに脅されてんじゃないの?」
「自分の意志だ。一緒に来てくれ」
「あんなヤツのどこがいいの? 全然わかんない」
「わからないといえるほど付き合ってないだろう? そもそも君は彼と話したことがあるのか?」
「ない、けど……」
「知りもしないうちからひとを判断するな。今度一席設けるから話してみてくれ。それでイヤだったら断ってくれて構わないから……」
「………いいよ、行く」
「?」
「畠山の身請け、受ける」
「……本当か?」
 信は信じられない気持ちで秋二を見た。光の粒子がキラキラと相手の睫毛の上で光っている。
「ウン」
「それは……浩二さまもお喜びになるよ。じゃあ、顔合わせの日程は追って伝えるから」
 信は自分のヘタすぎる説得になぜ秋二が引っかかってくれたのか疑問に思いつつ、床に散らばった着物と下着を拾い集めて、着付けを始めた。着物まで着て、帯を拾って締めようとしたとき、それをひょいと取り上げられた。
「締めてあげる」
「悪いな」
 ひとの着脱なんて手伝う子だっただろうか、と首を傾げながら腕を上げ、袷を押さえて待っていると、すっと帯を巻かれた。
「ハイ、ゆるくしといたよ。おやつをいっぱい食べられるように」
「間食はしないんだが……」
 すると秋二はフフッと笑ってポットの横に置いてあった大ぶりの四角い缶箱を部屋の中央のテーブルの上に放り出し、フタを開けた。
「またこんなに……」
 中にはクッキーやタルトやチョコやポテトチップスがぎっしり詰め込まれていた。
「美容のために菓子は控えるように言ったでしょう?――節制も仕事のうち――」
 信のことばを遮って秋二が能天気に言った。
「ダイジョーブダイジョーブ。おれ、太らない体質だから。新陳代謝めっちゃ良いんだよね」
 そして個装のクッキーを三、四枚まとめてわしづかんで、袋の口を開け、食べ始める。
「だとしてもポテトチップとチョコはやめなさい。肌が荒れる」
「若いからダイジョーブダイジョーブ。ホラ、信さんも食って、このマカダミアのクッキーめっちゃウマイよ? ホラ」
「………」
 信は渋々差し出されたクッキーを受け取り、袋を開封してひと口かじった。
「美味しい……」
「だろ? 玲さんのチョイスはいつも間違いねーんだよ」
 食べたクッキーは笠原から秋二への贈り物だった。相手とうまくやっているようすの秋二に、信はしばし考え込んだ。好ましい相手なのだったら身請けというのもそう悪い選択肢でもないのだろうか? 顔を見たこともない、畠山が手配した義父母よりも人となりを知っている彼の方がよほど安全か――?
 そこまで考えて信はその考えを打ち消した。どんなに優しい相手でも、所詮囲われ人は囲われ人。自由になれる方が良いに決まっていた。
「センスが良い」
「うん。あと、ナントカっていう店の……あー名前思い出せねえ! 横文字だったんだけどなー。とにかくそこのチョコがけラスク、マジ美味いんだぜ? まだあったかな……」
 そう言って秋二は盛大な音を立てて缶の中を捜したが、見つからなかったようだった。
「あーゴメン、もう食っちゃったみたいだ。信さん来るって知ってればとってたんだけど……今度まで用意しとくよ」
「しかし君は本当にチョコが好きだな……左頬にニキビの片鱗が見えるぞ」
「えっマジっ?」
 秋二は慌てて部屋の隅の床に無造作に置かれたスタンド式の鏡に駆け寄って手に取り、確認した。
「何だよ、たいしたことねーじゃん。脅かさないでよ」
「甘く見るとイタイ目に遭うぞ。自己管理はしっかりしなさい」
「やー、これからは他己管理だよ。信さんいるもん。おれが肌荒れしないようにみててくれるんだろ?」
 そのことばに信は一瞬虚を突かれて固まったが、すぐに気を取り直して言った。
「そうだな。いや増して小言をガミガミ言わせてもらうよ」
「こわっ! 姑じゃん」
「姑といえば……浩二さまは親と同居なさっていないから姑のイビリは心配しなくていいぞ。私と君がバチバチしなければ家庭内は安泰だ」
「おれと信さんが? やーナイナイ。それよりむしろ……いや、何でもない」
 そこで信は姿勢を正して言った。
「秋二、ありがとう。突然の話なのに承諾してくれて」
 秋二は菓子を食べる手を止めて言った。
「やー、いいっすよ。センパイの行くとこならどこへなりともついていきますよ。おれと信さんの仲じゃないっすか。……最近はちょっと疎遠になっちゃってたけど、また前みたいに話せるように、なるよね?」
「もう話してるじゃないか」
 信のことばに秋二は破顔一笑して飛び上がり、彼にガバッと抱きついた。
「信さんっ、好きっ!」
「私もだよ」
 秋二の頭をポンポン叩きながら、ああ、なんて幸せなのだろう、と信は天を仰いだ。
 この瞬間が、永遠に続いてくれたら……。
 信は神に時間を止めてくれるよう、乞うた。
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